American Optical(アメリカンオプティカル、通称 AO)は1833年創業のアメリカ最古のアイウェアブランドです。
アイウェアの大量生産体制を確立した「世界初の量産型眼鏡メーカー」とも言われています。
視力矯正用だけでなく、軍用・医療用・科学技術用レンズや光学製品の製造でも高い信頼を得てきました。
現行製品の特徴
1.クラシックで普遍的なデザイン
1920〜1960年代のデザインを忠実に継承しており、無駄な装飾がなく、機能美に基づいた端正なルックスが魅力です。
2.高品質な素材と堅牢な構造
フレーム素材
・アセテート:厚みや磨きにより深みのある光沢があります。
・メタル(合金・チタンコートなど):軽量で耐腐食性に優れています。
丁番(ヒンジ)
・古くから使われる「リベット丁番」「カシメ丁番」も採用しています。
・フレームとの結合部分がしっかりしていて長持ちします。
ノーズパッド
・一体型(アセテートフレーム)と可動式(メタルフレーム)の二種類があります。
・アジアフィット対応モデル(鼻幅広め)も一部あります。
3.レンズサイズ・設計のバリエーション
・瞳孔間距離(PD)や顔幅に応じて、フィッティングしやすい構造になっています。
・フレームはリムが厚めのものが多く、度付きレンズの加工にも向いています。
・複数サイズ展開があります。(ex: 44mm, 46mm, 48mmなど)
4.アメリカ製の堅実なつくり
・現在もマサチューセッツ州で製造されるMade in USAモデルがあります。
・製造には手作業が多く、量産品ながら仕上げは非常に丁寧に行われています。
5.ビンテージライクなディテール
・ビンテージAOフレームのような「キーホールブリッジ」や「太セル」。
・細身のメタルフレーム(パント型)などもラインナップにあり、1950年代の医療・学術系の雰囲気が残る作りになっています。
ビンテージモデルの特徴
1.軍用規格に準じた構造(Mil-Spec)
・1950〜70年代、空軍・陸軍・海軍向けに大量供給していた歴史的な背景があります。
・軍用だけあって「壊れない」「視界が確保できる」「軽くてフィットする」設計が徹底されています。
2.堅牢な素材感
・フレーム: 真鍮(Brass)、ニッケル合金、セルロイド/初期プラスチック
・レンズ: ガラスレンズ(クリア・グレー・グリーンなど)
・金属パーツは重厚で経年変化による鈍い光沢も魅力的です。
・フロントやブリッジの仕上げが荒く、工業製品らしい味があります。
3.バイレットテンプル(Bayonet Temples)
・AOを象徴する軍用設計のテンプルです。
・ストレートで耳に掛けない形状で、ヘルメット・ヘッドセットとの干渉を避ける目的があります。
・現行のものよりシャープで先端が鋭く、より無骨な印象です。
4.レンズの独特なカラーと質感
・「ガラス製」が主流(非常にクリア)です。
・グリーン、アンバー、グレー、偏光なしが基本です。
・特有の薄い染まり方(フェード)や経年のレンズ焼けが、現代には出せない味わいがあります。
5.工業的雰囲気
・どのモデルにも「アメリカ製・産業製品」の精神が込められています。
・無骨で実直、ファッションより機能性・構造美を優先したつくりが施されています。
代表的なモデルのご紹介
現行モデル
1.AO 1002
細身のメタル製のクラシックラウンドです。
2.AO Times
タイムレスなボストン型フレーム、アセテートの定番モデルです。
3.AO Sirmont
ビンテージの復刻モデルです。
フロントにAOロゴ入りの太いリベットが入っているのが特徴です。
4.AO Mason
キーホールブリッジ付きの小振りなパント型の一本です。
ビンテージモデル
1.Original Pilot
バイレットテンプル+真鍮製で無骨な雰囲気の一本です。
2.Saratoga
ケネディ大統領も愛用していたことで有名なモデルです。
アセテート製ウェリントン型の眼鏡になります。
3.Sirmont
極太リベット+筆記体ロゴが目印の一本です。
4.Ful-Vue
医療関係者やエンジニア、職人が使用するために開発した眼鏡です。
視界の邪魔にならないように設計されています。
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